「SURVIVE STYLE5+」
監督 関口現
出演 浅野忠信、橋本麗香、小泉今日子、阿部寛、岸部一徳
実は、低評価をつけるため見に行ったようなもんだったんですが・・・
まったく期待していなかっただけに、意外と好印象でした。
「パルプ・フィクション」とは比べ物にならいほど低レベルですが
脈略のない断片的なストーリーが絡み合って全体の構成をなしていくのがこの作品です。
しかし、なんとも内容が幼稚かつ低俗。
そして脚本家の「言葉」が先にたちすぎて、
似たような人格が何人も出てくるのです。
そのため劇中、誰が何をしゃべっても言葉が芝居じみて聞こえてしまいました。(浅野忠信だけはそのままでしたが)
スタイリッシュな映像、音楽はすばらしいものだと思いますが・・・
ただCM作家が映像で遊んでいるだけの理解し難い話がただただ続くのには辟易してしまいます。
そんなこんなで、
スタートして1時間はずっと途中で帰ろうかなという衝動に駆られてしまったのですが(笑)
途中でふと思ったのです。
これって、解釈のしようでは現代版、黒澤明「夢」になるじゃないのかと。
最後に「こんな夢をみた。」なんてくくればこれはこれで成立するのでは?
なんて。
(なんて事を言ったら黒澤ファンに怒られますね)
そう思いだしてからこの作品、良く見えてきだしたのです。
まあこのままやりたい放題で話が終わるのかと思ったらそうではなく、
話の帰結はこれまた和風できの悪い「マグノリア」。
蛙は降ってきませんが変わりに・・・
催眠術でハトになってしまった父親、
殺しても殺しても生き返ってくる恋人、
これらすべては受け入れ難い現実。
(例えばですが、
痴呆症になってしまった父親、
別れても別れてもついてくる恋人、とすると理解
しやすいでしょう。)
そんな受け入れ難い”現実”を許し、そして受け入れる事ができた時に
”救い”があるのです。
読みにくいラストも実はちょっと読めてしまったのですが
いろいろ考えさせられましたので、
よき「B級作品」として見ておいても損はないかなと。
最後に、
しょうもないのですが分からなかったこと。
・殺し屋が聞いて大爆笑した荒川良々の「生きる存在理由」とは?
・クイズ 新幹線は男か女か?の答え
誰か教えてください。
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