「感染」
監督 落合正幸
出演 佐藤浩市、高嶋政伸、星野真里、真木よう子、木村多江
病院ホラーといえば昔あった「キングダム」というデンマーク映画を思い出します。
全話10時間近くあったのですが途中で挫折したのでラストを知りませんが。
病院の光と影を対比のあたりはこの「キングダム」に近いものがあったのかもしれません。
しかしこの「感染」、脚本の弱さが目立つ作品です。
終始、社会性のない医者の発言と行動は、
ストーリー上意図している「病院社会」の異常性
とは違うところで幼稚な印象を抱きました。
また、中途半端な登場人物の掘り下げによって
消化不良がいたるところに点在しています。
新人看護婦が、
自分の生い立ちを語るシーンがあるのですが、
この舞台演劇でさえもタブーとされる「自己紹介」をやってしまっているあたりが、
この作品の微妙な「レベル」を全て物語っているような気がします。
ジャパニーズホラーとして期待していた
静寂の中にある「もの言わぬ恐怖」はそこにはなく、
音響もさることながら
気持ち悪い映像の連続によるグロテスク映像だけで勝負しており、
その癖、
結局感染源の患者は一度も姿を見せないという
自主制作映画っぽい貧乏臭さもあって
どうも後味が悪いのです。
う−ん
私には恐怖は感染しませんでした。
残念。
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